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2016年8月27日 (土)

仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳②  ~日本1位、2位、3位を一度に~

8月9日。

北沢峠から重幸新道経由で2泊3日の荷物を背負い、ひたすら登っていきます。

川沿いから外れ、いよいよ仙丈小屋に向かっての道のりが険しくなってきました。

馬の背の分岐までやってきました。

しかしこのときの私の体力が限界近くきていました。

荷物の重みに苦しみ、肩が痛くずっしりと掛かって息苦しい~

一歩歩くたびに止まる感じです。

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父ちゃんが、何度も荷物を持ってあげると言って来ましたが。。。

私がここで荷物を持ってもらうと、自分の足で行ったことにならないし。。。

父ちゃんの荷物も相当重いのに、(水や食料、ガスなど)

私の荷物までもってもらう訳にはいきません。

拒否し続けたのですが。。。。。

「時間をもう少し稼ぎたい」という言葉にしかたなく了承。

この足で歩いて行ったら、到着時間が遅くなり、暗くなってしまうかも。。。

泣く泣く?持ってもらうことに。
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荷物がないって。。。。本当に。。。楽です。

解放感。それでも。。。やはり歩くには遅い。。。。

父ちゃんは重そうだし。。。。

あ~やっぱり。。。この山は私には高レベルのお山だったと痛感するのでした。

私の気持ちを代弁するかのように空も霧が深くなってきました。

霧の中に咲く、イワギキョウ。

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そして。。。

「お~山小屋!!見えたよ~!」

わっ!!本当だ!!

少し元気が出てきた。

一歩はのろいけど。。。あそこまでだったら、何とか頑張れる気がする!!
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ウスユキソウ見つけたときはめっちゃ元気でた!!

。。。。。。。。。。。。。

と思ったけど。。。。

元気でたのは、その瞬間だけだった。とほほdown。。。。。。。。
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で。。。。

なんとか。。。山小屋に着いた。

よかった~その思いだけです。

後ろを振り返ると。。。こんな素敵な道。。。。

通って来たんだ!!

もっと楽しみたかったなあ。。。。。
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疲れた体と足。。。

しばらく休ませて~

やっと。。。。ここにいる喜びと景色を味わうことが出来ました。

霧が覆っていた山小屋や山頂あたり。。。

時々霧が晴れるので、その時期を逃すまいと!カメラ活躍。

藪沢カール。

柔らかな、すり鉢状のカール。。。

そこには仙丈小屋しかないので、このあたり仙丈小屋のお庭のような感覚があり。。。

そして。小屋に泊まる方々は、兄弟親戚のような感じがします。

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夕食を頂いた後は、の~んびり。。。。

景色を楽しみます。

あれだけ感じた登りの苦しさ。。。

すっかり忘れていました。

霧が晴れて、見える甲斐駒ヶ岳がこんなに近くに。

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白い山肌が特徴の甲斐駒ヶ岳。

摩利支天を従えて本当にかっこいい。横には鋸岳。
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甲斐駒ヶ岳のズームです。

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おっ~晴れた!

くっきり
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そして。。。。天空の世界の中で夕陽を味わう。

甲斐駒ヶ岳が。。。。少し赤く?なった?

気のせいか・・・・・

それでも空は。。。。薄紅色がさしてきた。

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陽が落ちて、、、自分の辺りは少しずつ暗闇に包まれていくのですが。。。。

反対に。。。空は水色からピンク色に染まっていきます~

綺麗な空だな~
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陽が落ちる方角は、山に隠れて見ることが出来ませんが~

沈む方向のそら。。。。。

夏の雲がぴょこぴょこ。。。。

手前は風力発電のプロペラ。

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すっかり甲斐駒の上空は。。。オレンジピンクに。。。。

朱鷺色(トキ色)に染まった!!

やさしい空だ~

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山小屋の鐘越しに見る甲斐駒と夕暮れの空。
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気づけばあたりは暗くなり。。。。寒くて上着のファスナーをしっかりしめてフードもかぶってた。

今日1日ありがとう。

無事にたどり着けて、素晴らしい空を見ることが出来ました。

感謝感謝。

周りの登山客を見ると不思議です。

ここにいる人は。。。みんな同じ思いで空を見て、美しい景色に感動しています。でも。。。。来るまでの道は人一人ひとり違っていて、楽に、簡単にここへ来る人もいれば、北岳から縦走し続けてここまでたどり着く人。。。。

子供連れの家族で励ましあってくる人。

私みたいにへりへろで。。。

荷物持ってもらって、やっとこさ来る人は他にはいないだろうなあ。。。。なんて思いながら。。。。

ここに来てしまえばばみんな同じ。。。。

それぞれの山行があるんだな~

自分もそんな中にこのひとときだけでも参加することが出来て、なんて幸せなんだろうと感じました。

さ~

翌日はご来光です。

仙丈ケ岳までは往復1時間はかかるので、小仙丈ケ岳へ向かう分岐でご来光をのぞみます。

お天気よさそうです。

ご来光は山小屋で泊まってこそなので、本当に楽しみです。

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

翌朝、8月9日。sun

5時ころが日の出です。

ヘッドランプをつけて分岐まで登っていきます。

少しずつあたりが明るくなってきます。

明るくなった方向に。。。。

富士山の姿。

そして手前の雄大なお山は日本で二番目に高い北岳、3193m。

うっすらと赤い帯状の光がその山々を浮きだたせてくれていました。

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甲斐駒の後ろあたりに太陽が出てきそうです。が。。。。

意外と雲が厚く、太陽の姿は期待できそうにないなあ~
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鳳凰三山の姿もくっきり。

オベリスクの存在が、山に詳しくない私にもはっきりわかります。

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もう一度。。。。富士山。

太陽の帯が見えなくなってしまったけれど。。。。

日本一の富士山3776m、日本二の北岳3193m、日本三の間ノ岳3190mを一度に全部見ることが出来ました。

(ちなみに仙丈ヶ岳は17位、甲斐駒ヶ岳は24位です)

これが見たかったんだ~

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暗闇だった周辺が明るくなり。。。(甲斐駒ヶ岳方面)down

はっきりした日の出は見られませんでしたが、秒単位で変化する空と山々の関係が興味深く、美しく。。。。一日の始まりを感じた瞬間でした。
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その後仙丈小屋へ戻り朝食。

やっと。。。。

仙丈ヶ岳へ向かうことになります。

小屋からは30分程度。

荷物は小屋に預けて身軽で歩き始めました。

イワギキョウがあちこちで咲き。。。。。
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咲き終わったチングルマの綿毛?が風にゆらゆら。。。
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太陽の光を浴びてキラキラ。。。回ってる?さすが風車の。。。チングルマ?

台風の影響で風が強いんだ!

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仙丈ヶ岳の頂上には人がたくさん。あそこに行くんだ~
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クロトウヒレン
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そして。。。。頂上に到着!!

3033mです。

青空に立つ。仙丈ヶ岳。

眺めももちろん素晴らしい~

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朝眺めた富士山、北岳、間ノ岳。

まだまだ見えてる~いい眺め。。。うっとり~

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鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)

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頂上から見る藪沢カールと仙丈小屋。
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頂上は。。。。

ここまで登らないとてっぺんに来たとは言わないよぉ~

と岩によじ登る!意外と低い!!
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今日は荷物もないし、朝早く、それほど暑くもないし、なんたって小屋から標高差100mちょっと。

だから。。。。

私も頂上でご機嫌です~

今日は下山だけだあ~

きっと楽勝?なんて楽天的な私。前日の絶望感はどこへやら。。。。

仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳③へ続く。

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コメント

おはようございます、
十分体力ありますよ、
俺なら初日の数キロでリタイアですw
医者からも、もう保存療法的にいわれていますw
しかし、皆さんほんと凄い体力ですね、
おかげでこちらは行かずに山の景色が堪能できますがw
まだまだ頑張って登ってくださいね。

投稿: 現記写心 | 2016年8月27日 (土) 09時25分

仙丈小屋泊まりですか 私が行ったときは北沢峠の長衛小屋泊まりでした そこで2泊
まだ真っ暗いうちに登りはじめて 仙丈の頂へ着いたのが確か7時ごろだったと思いますよ 小仙丈経由でね それで3000mの稜線漫歩を楽しんで、
360度の眺望に感動したのを憶えています。

投稿: ハッピーのパパ | 2016年8月27日 (土) 13時09分

「今晩は」
標高が高いと息苦しいでしょう!
そんな高高度の登山、お疲れ様です。
ご主人様が二人分の荷物を担ぐとは 頼もしい!
お釈迦様が言っていました。
修行をするにも苦行と受け止めるか、
修行を楽しみとするか 個個の心がけしだい。
山行を楽しみとする お仲間たち と 気心が通う。
いろいろな縁起が存在しますね。
知り得た山行、ご縁、ありがとうございます。

投稿: アットマン | 2016年8月27日 (土) 18時15分

いやあー、読んでいてハラハラしましたよ。辿り着くのか?って。
唐松岳よりだいぶ辛そうですね。南アルプス恐るべし。
でも2日目は下山コースだから楽しいレポになるのかな。続きも楽しみに待ってます。

投稿: ハル | 2016年8月28日 (日) 01時06分

こんにちは。
  
辛い道のりを最後まで頑張りとおして立派です。
重い荷物を背負って歩くのは想像以上に
大変なことだと思います。
夕陽の甲斐駒ケ岳、日の出の富士山、北岳、間ノ岳の
景色はいつまでも心に残るのでは・・・
頂上での姿は元気そうで一安心、下山コースも慎重に。

投稿: りんちゃんパパ | 2016年8月28日 (日) 12時40分

ゆきおとこも山歩きというよりは山上り、すごいけど
野花ちゃんもすごいよ・・・・・
私は歩けない(笑)
素敵な景色、見てみたいけど、体力に自信がない私です。

投稿: ひろりん | 2016年8月28日 (日) 20時38分

clover現記写心さんclover

いや~とんでもないです~
時間clockを掛けないと進めない~
恥ずかしいぐらい遅いのです。coldsweats01
休み休みでやっと。。。。
一歩一歩ってすごいもので、遅くても時間をかければ何とかなるものです。good
私が行けるお山であれば、だれでも、、きっと行けると思いますヨ。

年齢がいけばもっと行けなくなるので、できる限り頑張りま~す。runありがとうございます~

投稿: 野花 | 2016年8月29日 (月) 20時17分

cloverハッピーのパパさんclover

バスbusの便利が悪いので、北沢峠に泊まって、朝早いうちに仙丈ヶ岳へ行くのはいい方法ですよね。good
でも。。。。
私はそこからでも日帰りは無理かもしれないですぅ。。。。sad

でも、、、楽に登ろうが、苦労して登ろうが。。。
感動は平等にやってくるので、苦しくても進んじゃうんですね。happy01
360度の大展望。。。。
確かに感動ものです。shine

七時に仙丈とは。。。
早い!!coldsweats02
頂上や稜線でゆっくり出来るのでいいですね~

投稿: 野花 | 2016年8月29日 (月) 20時23分

cloverアットマンさんclover

山登りの苦しさや、大変さを修行とするなら、、、、
確かに修業はつらいです~sad
う~ん、、、それだけを考えれば楽しいとは言い難いけれど、それに伴って別の楽しさや感動が必ず付いてくるので、やめられないんですよね~happy01
苦しいがために、喜びも普段より何倍も大きくなります。

山小屋は、山好きが集まるファミリーみたいな感覚で、話も弾みます。
今までにない経験で楽しいですよ。notes

投稿: 野花 | 2016年8月29日 (月) 20時47分

cloverハルさんclover

いや~辛かったです。coldsweats01
登り。。。。
重い、苦しい、暑い~sweat01
軟弱山姥はやっぱり軟弱だった!!coldsweats01
唐松とはまた違った苦しさでした!!

でも。。。普通の方だったら、きっと楽勝だと思いますよ~good

下山は下山でまた。。。長い道のりがきつかったです~
でも。。。。
感動もいっぱいでしたヨ。shine

投稿: 野花 | 2016年8月29日 (月) 20時53分

cloverりんちゃんパパさんclover

苦しくても。。。
引き返すわけにいかず。。。wobbly
引き返す方が距離が長かったりして~もたないかも。。。。なんて思っちゃう。
あと少し。。。だったら。。。頑張れそうな気がして。。。run
父ちゃんshadowが荷物も持ってくれたし~
頑張りました!

なんか。。。いつもギリギリのところで登頂してる感じですネ。

富士山fuji、北岳、間ノ岳の並んだ姿は忘れられない一場面になりそうです~
かっこよかったなア~confident

投稿: 野花 | 2016年8月29日 (月) 20時57分

cloverひろりんちゃんclover

ゆきおとこさんは立派な登山家ですよ~fuji
私なんか、、、ハイキングに毛が生えたような、、、ハイカーです。coldsweats01
山登りではなくて、山歩き。
なかなか一人前にはなれません。sad

ひろりんちゃんも、、大丈夫、私が行ける山だったら、誰でもいけるよ~
高尾山、、、弘法山あたりからいかがですか?heart04

投稿: 野花 | 2016年8月29日 (月) 21時00分

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